よみかえし
久々の投稿である。
日常をブログに書き留めることで読み返す楽しさを、と始めたこのブログではあるが、猥雑な日常を思うがままに書き留める、なんてことは出来ないのである。
ウィンドウズが発売されて「ネットってすげー!」と感動して「ホームページビルダー」でホームページを作ったころは「ネットの世界」と「リアルな世界」が分かれていた。
私の中では。
なんというか「ネットの世界」って頭の中にある世界のような気がどこかにあって混乱していたんだな。
だってそれまでネットなんてない世界にいたんだもん。
そんなうかつな人間だったので幾度か痛い目にも合い、学んだがゆえに、早々気軽にキーボードを打つ、ということが出来なくなってしまった。
しかし文章を書くという楽しさを覚えたのはそのころホームページを作ったおかげ。
いろんな人とネット上で文章という形でコミュニケーションをとったおかげで。
先日退職したが、パート先の同年代の奥様方は文章なんて書かないのである。
伝言メモすら嫌がるのである。
(それでつじつまの合わないその場限りの発言ばかりしていたのかなあ)
思うことはいろいろあれど、記録するのは楽しくて、その時その時の気持ちを書き留めるのに結局今ではブログではなく手書きのノートにぶつけるようになった。
これはもう人に見せるものではなく自分だけが読みかえすためのもの。
以前は、人に見せるという意識があるからこそ「書くことが出来る」のだと考えていたのだが、自分が読みかえすだけで十分と思うようになってしまった。
人に読んでもらいたいというのも一種の承認欲求の表れだったのかもしれない。