パープルクイーンで梅ジャム
スーパーでパープルクイーンという小梅が売られていた。
ふつうの小梅より値段が高いのも気になってすぐにスマホで検索してみた。和歌山の希少な小梅とのこと。ジュースや梅酒にするとピンク色に染まって美しいらしい。
500g1080円が30%引き。黄色い値札に背中を押されて買ってみた。
しかし梅酒もジュースもさほど興味がそそられなかったのでジャムにすることにする。
ひとまず洗ってへたをとる。
梅ジャムのレシピを手持ちの本で調べてみたり、検索してみたりしたがいろいろあって迷う。一番迷ったのが種をとるか残すか問題。
とりあえず冷凍して次の日に持ち越し。
決めた。
種は残すことにする。
こちらのブログ記事を見て決めました。
種はしゃぶって楽しむことにする!
ホーローの鍋がないのでホーローの容器を直火にかけて作る。
ぬか床がちょうど少なくなっていたのでぬか床用の容器を移し替えて使用。深いので500gの小梅も余裕で入る。
いきなり砂糖をまぶして作るのが怖かったので2分ほど下茹でした。
ざるにあけたらけっこうやわやわになっていてびっくり。
梅の種を除いた重さってどれくらいだろう?
300gくらいかな~
ってことで砂糖はその70%約210gを投入して煮詰めた。
赤い色がきれいだ。
酸味が強い気もするが、私は好きな味。
種のところを選んでスプーンですくって食べている。
あなたの知らない世界
カラオケが好きでよく行っている。
ほとんどヒトカラ。今年に入ってからは行っていないけどカラオケのオフ会に参加することもある。
数年前、パート先で知り合った人がその楽しみを教えてくれた。
それまではカラオケなんて飲み会の後に行くもの、くらいの認識しかなかった。歌うことは好きだけれど一緒に行く人もなし、ましてやひとりで行くなんて恥ずかしくないの?オフ会で知らない人と一緒に歌うなんて信じられないよ~!と驚くばかりであったが、今やこちらが驚かれる側である。
私の身近にあった私の知らない世界。
知らない人は知らない世界。
カラオケに行くようになって歌がほんとに好きになった。
何かしら作業をしているとき、音楽は流していたけどサビの部分を鼻歌で口ずさむくらいだった。この歌知ってる、いつも聴いてるし~、といざ選曲してもさっぱり歌えなくてびっくりする。音はとれないわ、リズムには乗り遅れるわ、口は回らないわ、声は出ないわ、始めのころは自分の歌えなさぶりに愕然としたものだよ。
しかしまあ何事も練習だね。
しつこくしつこく歌うことで出なかった音が出たときの喜び、前よりやすやすと歌えるようになっている自分を実感する喜び。
「年をとると声が出なくなるんだよね~」
と言う人もいるけど、いやいやあなた、私より若いでしょ。と、心の中でツッコミつつ笑顔で返す。
ボカロも歌うし、ラップも歌う。もちろん懐メロも。
好きな曲に挑戦したいんだ。
「最近の曲はよくわからんし、やっぱり昭和の曲のほうがいい歌が多いよね」
と言う人もいるけど、「そんなことないですよ~」とは言わない。いろいろオフ会に参加して悟った。聴く前から拒絶反応を示す人はいるのだ。「最近の曲」を歌う人を避ける人はいるのだ。
私も実はラップは苦手だったんだけど、オフ会で若い男の子が歌っているのを聴いてそれがめっちゃ面白くて衝撃だった。
この曲、ほんと好き!
歌詞も大好き。
常に研究 常に練習 知恵を結集し君をレスキュー
そうよね、そうよねって思う。
今まで知らなかった世界が広がるのは楽しい。
好きなものが増えることは嬉しい。
歌を何回も練習するとそのうち歌詞を見なくても口ずさめるようになるのがいいんだよね。その歌が身についてパワーになるんだよ。
この時期だけのヤングコーン
毎日何かしら投稿するぞ~、なんて言っていたのもつかの間、またさぼってしまった。
毎日何かしら感じること、思っていることはあるんだけど投稿習慣がなかなか身につかない。特にどろどろしたことは紙のノートに書き記しているのでそれで満足してしまうのだった。
食べ物で感動することも少なくなってきた50代。
だけどこれはちょっと感動した。
この時期に出てくる小さいとうもろこし。どうやって食べるんだろう?と思いつつ調べることがなかった。しょせんはヤングコーンと侮っていた。しかし店頭にあった手書きポップ「この時期しか食べられません!」の一言に背中を押され思い切って買ってみた。
食べ方なんて今やネットでちょちょいのちょいだよ。なんで今まで検索しなかったんだろうね。
グリルで10分、外皮を付けたまま焼くだけやん。
ホイルで包んで守ったひげ根もうまいやん。
とプチ感動。
安い!うまい!簡単!
時期は限られるけど、近所で買える食べ物に今更ながらに感動させられるとは・・・。
まだまだ知らないことだらけやで。
人生万歳!
桜の木を切る
実家の庭には桜の木が植えられている。
家を建てたときからだから40年くらいになるのだろうか。
今日、その木を切ることにしたと父から電話があって驚いた。
話を聞くとお隣の奥さんから苦情を言われたらしい。花びらが散って庭や車にくっつくのが迷惑なのだと。
桜の木を愛している母は菓子折りと洗車代をもって事をおさめようとしたが、父は毎年そんな風に文句を言われるのも嫌だとすぐさま地元の造園業者に電話を入れたもよう。
ネットで「桜の木 迷惑」と検索すると発言小町のトピがトップに上がってくる。
困っています。(庭の桜の木について) : 生活・身近な話題 : 発言小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
なるほど。
花びらや落ち葉って嫌がられるんだなあ。
お隣の家、ずっと廃墟だったんだよね。
居酒屋さんだったんだけど、奥さんが男と出奔してしまって、以来ずっと廃墟だった。家の前によくゴミが捨てられていた。二階の窓が少しだけ開いていてそこから猫が出入りしているのを見たことがある。
人は住んでいないと思っていたら息子さんがひとり、残って暮らしているようだと父が言っていた。それももう10年以上も前のことだ。
口下手な調理担当の旦那さんと、社交的な奥さんとのお店で結構はやっていたみたいだけどね。奥さんが出て行っちゃってから閑古鳥だよ。わたしは子どもだったからお隣のことなんてさっぱり気にしていなかったけど、閉めている日が多くなって、ある日閉店してしまって、ええ~、と残念に思ったことは覚えている。そんな大人の事情なんて知らなかったからね。お客さんが来なくなっちゃったんだなあ、なんて風に思っていた。
店の前には水槽もある立派な店だったんだよ。
チェーン店だったから店だけ先に作られたのかなあ。お風呂場がお店の裏手にあって、トタン屋根だった気がする。店の面構えがあんまり立派だったからその手作り感あふれるお風呂場が不思議な感じでさ、夜、お隣のお風呂に入っている音がめっちゃよく聞こえて、お湯の流れる音や子どもたちのはしゃいだ声とか。
幸せそうな声だった。
残された家族はどうなったの?
旦那のほうは店を閉めてからよその店で調理師として働いて借金を返しているらしい、とか、その後病気になって入院しているらしい、とか、娘のほうはよくわからんけど息子のほうはときどき家に戻っているようだ、とか、どうも精神状態がふつうではないようだ、とか。
みんな噂話ですよ。
うちの前も横も後ろも三方が道路に面していて、考えてみればお隣だけだったんだなあ。桜の木の弊害を受けるのは。
母が毎朝家の周りを掃き掃除して、なるべく汚くならないように気を付けていた。
廃墟のお隣の家の前も掃除していた。
だけどある日、その廃墟が取り壊されて平地になって、あっという間に建物が建てられて、え、どんな人が住むの?と思っていたら、現れたのは「奥さん」だった。
別れていなかったんだね。
隣に建物を作り、戻ってきた奥さんは、当初無視を決め込んでいたとのこと。
犬の散歩時に顔を合わせて母が「おはようございます」と言っても無視していたそうだ。
しかし桜の花びらが散ると文句を言ってくる。
奥さんは過去の自分を知っているお隣さんが嫌なんじゃないかな。
仕事を引退して夫婦で庭仕事をしているうちの両親に嫉妬しているのかな。
「今時、庭に桜の木を植えている家なんてどこにあるの!自慢してるの!」
と言われたとのこと。
「うちの人、連れてきてもいいんですよ?」
と、言われても挨拶もなく一度も顔合わせたことないし、と父は憮然としていた。旦那さんは亡くなっているのでもちろん「うちの人」ではない。
両親が存命中は桜もそのままに、と思っていたけどこんな形で切ることになるとはなあ。
お隣に迷惑をかけているのは申し訳ないが、最初からけんか腰なお隣さんとはどうにも和解の道は見当たらず、残念だ。
アメリカの果物
朝の光がまぶしすぎ。
おざなりになっているブログを更新せねばと急いで写真を撮った。
写真はアメリカ産のリンゴ、ピニャータとこれまたアメリカ産のみかん的なオレンジ、ダブルマーコット。
リンゴは近くのイオンで買ったのだが、一月に出ていたロイヤルガラリンゴに引き続き、はじめて食べた。ロイヤルガラのほうがあっさりしていてがりがりと固く、ピニャータは酸味と甘みと舌にひっかかるような「あく」のようなものがあって食感はカシカシって感じ。どちらも果物というより木の実と言いたくなる野性味があって好きだ。
コストコが出来てからそこにあるのと同じ果物を近所のイオンでも見かけるようになった。
外国産の果物や野菜はちょっと、という風潮から徐々に、それが店頭にあるのが当たり前な風景になりつつある。